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太陽

物質的な幸福・幸運な結婚・満足

太陽

【正位置】

神々しさ 超越的な何か 救いの手 希望 統合 帰還 意識の拡大 充足

【逆位置】

妄信・誤信 超越的な何かへの依存 光の再発見 分離 飢え

【Origin:語源】

ヘブライ語の 'Elōhim, 複数形が由来。ユニーク さを表す言葉として使われていた

Elōah(神) 「神」を指す'El に関係していると推測されている。

【Related Words:関連語】

elogium, eulogy:スピーチ, 話す, 人または物に対する賞賛 の言葉・文章

Major Arcana

神・エロヒム elohim

ヘブライ人の神 旧約聖書に登場する神または神々 その他の超越 的な存在 天使 判事 救世主

神という超越的な存在は、究極的で完璧なモデル、 人間の意識の進化の目標としての姿に他なりません。

 

「神」という言葉ほど表現するのが難しいものはありません。

 世界中の人々の多くが、彼らの宗教の中に登場する神、または神々を信じています。その多彩な神々の姿は全く同じではなく、特性や人格、趣向なども多岐に及びます。

「神」という存在は、一般的に超越的な力を持っている存在、宇宙に存在する、全てを創造した主と理解されています。

 また別の視点での捉え方もあり、「神々は、自らの姿に似せて人類を創造した」という部分で、太古の地球において、地球外文明の干渉によって人類は創造された、という説を提唱している研究家も多くいます。

 量子物理学的な観点では、人間を含めた全てを、物質としての形に繋ぎ止めているのは人類の意識であり、意識の力が物理的な世界を形作っていると説いています。

 信じる神の姿がどのようなものであれ、その存在は二つの視点で 語ることができます。

 一つは神の存在を自分の外に見ること。または神の存在を自分の内に見ることです。自分から神の存在を切り離し、外に置いて崇める場合は、その超越した存在を絶対的、 または、権威的な何かとして崇め祀り、服従する、依存する、場合によっては、妄信する、狂信してしまうように見えます。

 神の存在を自らの内面に捉える場合は、自分の中に内在している神性へと近づくために、日々の修練や、精神的な鍛錬を通じて、自分自身のあり方、考え方や、行動様式、モラル感などを高める努力を行い続け、目覚めさせ、内面の中から神々の領域との融合を目指します。

「困った時の神頼み」という言葉のように、多くの人は神様的な存在を便宜的に捉え、何か不都合が生じた時だけ祈願したり、信じたりするといった具合の、ご都合主義的な関わり方で使っているように見えます。それは神という存在が人智を遥かに超え たところに存在しているかのように思えるからでしょう。

 聖書が語るように、もし神が自らの創造する力で、自身の姿に似せて人 間を作ったのであれば、人間は神様の一部でできていることにな り、私たちはそのエッセンスを持ち備えていることになります。

 私たちは自らの努力によって、天使的な行いをすることもできるし、王様的な振る舞いもできます。他人を判断して自らの法で裁くこともできるし、自分自身を正しく躾け、厳しく裁くこともできます。また自らを犠牲者として、外に救済を求めることもできれば、自らの力を信じて、自身を救済することもできます。

 神という存在が教えているのは、便宜的に頼って依存することではなく、自分を向上させる努力を続けながら、体力や、精神力、大局性、可能 性、愛情や慈悲、そして、感謝の心を持ち備えた神性を見いだして ゆくことなのです。