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吊された男
吊るし人、死刑 囚、刑死者
英知・慎重・試練・ 直観
水
海王星
【正位置】
修行 忍耐 奉仕 努力
試練 着実 抑制 妥協
【逆位置】
徒労 痩せ我慢
投 げやり 自暴自棄
欲望に負ける
【Related Words:関連語】
fault:誤り
mistake:間違い
erroneousness:誤り
erroneous belief:誤った信念
misplay:ミス
carry through:やり遂げる
Major Arcana
誤り error
間違い 過失 手違い 誤解 思い違い 考え違い 誤信 道徳上の過ち 罪 数学的な誤差 エ ラーや失策
失敗や過ちは、人間の学習能力と、処理能力を試し、 そして魂のモラル感と経験値を露にします。
誤りには二つの種類があります。
自分の行為の是非が誤りであると後から知る場合。
始めから間違っていると知っていて、意図的に誤りな行為をする場合。
自分の言動の是非が問われるのは、 その行動からの反応が目の前に現れた時です。
誤りにも様々な大きさや影響力を持つものがあります。比較的に小さな誤りから、 社会や国家を巻き込むほど、大きな誤りも存在しえます。
選択の是 非が問われる場面で露になるのは、その出来事を取り囲んでいる、人々の心の動き、感情の現れです。
過ちに対する反応は人によって差が大きいものです。心が繊細過ぎてしまうと、誰も気にしないような、小さな過ちでも大罪のように感じてしまいます。
良心の呵責という言葉がありますが、最終的に自分自身を裁くのは自分の魂です。
過去にしてしまった言動で誰かを傷つけてしまったり、結果として何かを失ってしまったりすると、それが気になって心が痛んでしまうでしょう。 場合によっては、罪の意識に苛まれ 過ぎて、その償いとして出家したり、解消するために、聖職の道へ進む人も多々います。自分で抱えきれないくらい、巨大な重しに感じてしまった場合には、自らの命を絶ってしまうこともあり得ます。誤ったことをしたという、罪の意識は、それほど人の心を苦し めるのです。
それとは逆に、社会を騒がせるほど大きな過ちなの に、全く平然として同様もせず、場合によっては、正々堂々と正当化できてしまう人もいます。
誤りの大きさがどのようなものであ れ、自分の言動が結果的に誤りだと分かった場合に、自分は一体どのように感情的な反応を示すのかを考えてみましょう。
また誰かの選んだ行為が過ちだと分かった時に、自分の中でどのような感情が沸き上がるのかも考えてみましょう。
失敗や、過ちで、罪悪感 を感じる、恥だと思って小さくなる
小さな子供のような反応をする
混乱する
自分を馬鹿で考え無しだと思う
間違いを認めたくないと思って見ない振りをする
過ちを無理矢理に正当化し ようとする
過ちだと知らせた相手に怒りを感じる
自分ではなく誰かに怒りを感じる
失敗が起きたのは自分の責任ではなく、 本当は誰かの責任だと思う
間違いを認めたら自分が壊れてしまうように思う
反省して同じ事をしないようにと思う
再び同じ 過ち・ 別の失敗をしたと落ち込む
失敗を恐怖に感じる
間違いだと知って自分に怒りを感じる
自分の存在が否定されたと感じる
なぜ過ちな結果になったのかを振り返って検証し、同じ過ち をしないように学ぶ努力をする
失敗から学んで向上できると思う
過ちの教えに感謝する
失敗した時に露になるのは、魂の経 験値から生まれる心のゆとりと大きさです。
失敗や過ちは必ず何 かを教えてくれます。
何かに失敗した場合は、同じ過ちを繰り返 さないために、失敗という経験から必ず何かを学んで向上・進化 させることです。