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月
隠れた敵 幻想 欺瞞 失敗
双魚宮
【正位置】
移行する 交代 超 える 克服する 潮の満ち引き 引力の変化 誕生の前触れ
【逆位置】
翳り 傾く 覆い隠す 減退 光りを遮る オカルト
【Synonyms:同義語】
adumbrate:~の輪郭を漠然と示す、理 論や考えなどを漠然と示す, 未来を予示する, ~を暗くする
transcend:経験や理解力の範囲を越える, 超越する
surmount:困難や障害に打ち勝つ, 乗り越える, 克服する
decline:傾く, 下を向く, 衰える, 堕落, 退歩, 減退する
shroud: 包むもの, 覆い, 幕, とばり
extinguish:火・光などを消す, 情 熱, 希望などを失わせる
extinction:消火・鎮火, 終息, 絶滅, 家 系などの断絶, 廃絶
【Related Words:関連語】
overshadow:掩蔽(えんぺい)
darkening:暗化, 暗転
shading:陰にすること, 遮光, 日よけ
veil:ベール・覆って見えなくする, 見せかけ, 口実, 仮面
obscuration:曖昧にすること, 暗黒化, 朦朧(もうろう)
occultation:オカルトっぽい
occult:覆う
concealment:隠 蔽(いんぺい), 隠匿(いんとく), 潜伏
diminution:減少, 減 損, 縮小
dimming:調光
obliteration:忘却, 抹消, 削除
Major Arcana
星の掩蔽(えんぺい) eclipse
天文食 太陽の光りが翳る 光の消滅・暗黒化 影を投げる・おおい隠す 輝き・地位・評判・名声などを陰らす 権勢などの衰え 他をしのぐ
星々の満ち欠けが提示するのは、様相の移り変わり。 光と影のダンスが映し出す、姿の本質を捉えましょう。
今まで輝きの強さで見ることができなかった、隠れていた何か が現れ始める予兆を示唆しています。
太陽の光りが月に遮られる のが日食。
月が地球の影に入って輝きの部位が移り変わるのが月食。
天体で瞬く星々の世界では、自転と公転の関係で様々な光りのドラマが繰り返されています。
天界から降り注ぐ光の量が翳りを見せ始めると、今まで明確だったもの、眼に見えて明かだったものの姿、または様相が曖昧になっていきます。
それと同じように、自分の中で明確に見えていた、何かの姿形が変わり始め、その意味に影を落とし始めるようなことが起き始めるかも知れません。
強過ぎる光りが人々の眼を盲目にしてしまうように、輝く光りは、時に物事の本質を見えにくくする場合があります。
光りの威力によって隠蔽されていた、暗い影の姿が浮き彫りにされ始めた時に重要なのは、その意外な展開や、想像もしてなかった現れ方に対して驚かないこと。
明るい場所から、真っ暗な場所へ移動する と、全く何も見えないようになります。しかし、眼が暗闇そのものに慣れてくると、次第に見え始めます。光りの状態が変化する ことによって、目に見える世界の、幅や奥行きも、月の満ち欠けのように移り変わるということです。
光りの力でそれまで明らかだった姿に影が刺し始めると、様々なことが、曖昧で、虚ろな感じで見え始めるものです。
そんな状況の中で大切なことは、翳りの速度に焦って、盲滅法になって行動しないこと。変化してゆく様を客観的に観察し、その行程に慣れ親しんでゆくと、暗くて危ういように感じていた足下の状態も、次第に見えてくるようになります。
翳りはいつしか終わり、再び光りが復活するものだと 知っていることが大切です。
無闇矢鱈な行動を引き起こして、無駄足的なパニック状態を経験するよりも、しっかり心と身体を据えて、詳細に辺りを見渡すことができる余裕を忘れないようにしましょう。