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女帝

実り・行動・月日の長 さ・未知なるもの

金星

【正位置】

繁栄 豊穣 母権 愛情 情熱 豊満 包容力 女性的魅力 家庭の形成

【逆位置】

挫折 軽率 虚栄心 嫉妬 感情的 浪費  情緒不安定 怠惰

【Origin:語源】

ヘブライ語“神は宣誓なり” シェヴァ“七つ

の”または、ニシヴァ“彼は宣誓する”に関連する

1世[1533~1603]イングランド女王, 在位1558~1603, ヘン リー8世の娘

2世[1926~ ]英国王, ジョージ6世の第1王女, 1947年にエジン バラ公と結婚, 1952年に即位

Major Arcana

女帝 elizabeth

バプテスマの洗礼者ヨハネの母エリシェバァ 聖エリザベス 聖 母マリアの親類

優秀な女性の参入で、男性優位社会の構造は過去のもの となり、男女同権の社会へと確実に変化しています。

 クレオパトラ、卑弥呼、楊貴妃、マリー・アントワネット、エ リザベス一世、二世など、世界の歴史の中には数多くの女帝が登 場します。

 あなたが女性の君主、女王をイメージした時に思い浮 かぶのは、一体どんな姿でしょう?

 華やかで豪勢な生活や、我がま まで強欲な、ずる賢い女性像でしょうか? それとも国家を率いる 責任感や実務、政治的な圧力や生活の中の隅々にまで課せられる様々な制限でしょうか?

 一般的に多くの人々は、女帝という存在に対して、とても視野の狭い観念で捉えているように見えます。

 女帝であれ、男帝であれ、一つの国家を率いるという作業は、一般人の想像を、遥かに超えた世界観の中で繰り広げられるものです。

 それと同じように、一つの家族を母親として束ねるという作業も、家庭で子育てに参加する時間が短い、父親からの観点では想像しにくいものです。

 現在では、母親が外に出て働いて稼ぎ、男性が家に入って育児に専念するという新しい形態も徐々に受け入れられ始めています。それは家庭のバランスを上手く保つための役割分担であ り、性別的な違いではありません。

 現代社会の中でも、古い男性権威主義的な風潮は次第に薄れ始め、女性としての基本的な権利をはじめに、職場や家庭内での男女平等の意識は高くなっていま す。女性社長や経営者、女性の上司、政治家、ジャーナリスト、 医者、作家、女優やタレントなど、公に対して大きな影響力や威厳を持つ女性は確実に増えています。

 男性であれ、女性であれ、ポジ ティブな面と、ネガティブな面が共存し、女性的な側面と、男性的な 側面の双方があります。

 男性の中に女性的なものがないわけでは なく、女性の中に男性的な要素が存在してないわけでもありませ ん。基本的に人間の精神性は中性です。

 一般的に男性的な傾向というのは、父性に関するもので、行動力や攻撃力、支配力などが上げられます。女性的な傾向は母性に関するもので、受容する力、 養い育てる力、守る力などです。

 父性と母性に関しても、男性だけに父性が備わっているわけではなく、女性のみが母性を発揮で きるものでもありません。一人の人間として、父性と、母性の双方を 持ち備えていています。

 育った家族的な環境や、どちらの方向性 を好むかによって現れ方が違うだけです。精神性や可能性、創造 性、叡智や才能、采配力、統率力などは性別云々で判断されるべ きものではなく、性別を超えた人間の本質的な姿として捉えるべ きものです。

 創造するという可能性や、自らを望んでいる状態へと変容・進化させるという能力などを含めた人間性というのは、 男女という、性別に限られることがない、未知なる可能性を秘めたものです。

 あなたの中にある肯定的・向上的な女性的な要素の再 発見は、人間としての威厳の統合と確立へのと道なのです。