★サンタフェ1日目・2011/02/19
ニューメキシコ2日目は、風邪でゲホゲホしている神様ハンズと一緒に、二人で咳き込みながらアルバカーキのダウンタウンから列車に乗ってサンタフェに行って来ました。

サンタフェと言えば、随分昔にあるタレントさんがヌード写真を撮影して話題を浴びたという記憶があります・・・。
その他にサンタフェと言えば、女性画家のジョージア・オキーフが晩年になってニューヨークから移り住んで数々の作品を描いた街としても有名です。


こちらがサンタフェ行きの列車。

二階建てなんです。

しかも結構新しい列車で、何と列車内にはインターネットも使えるように出来ているし、電源までついている!

こちらは列車の二階から撮影したダウンタウンの駅。

お値段は往復で$8でした。
乗り込む前にチケットは何処で買うのかと係りの人に聞いたら、乗ってから係員の人が廻ってくるからと言われました。
言われた通りに先に乗り込んで席に座り、列車が出発してしばらくしたら係員のお姉さんがチケットを売りに来ました。
日本的な考えだと、列車に乗り込む前にチケットを買うというアイデアですから、知らないと混乱するかも知れません。

こちらが車窓から見たアルバカーキのダウンタウン。ホノルルのダウンタウンも小さいですけど、コッチの方が更に小さいと思いました。
320 1st Street Southwest, City of Albuquerque Alvarado Transit CENTER,
Albuquerque, NM
(505) 842-9650
アルバカーキからサンタフェまでは約2時間。
11時前の列車に乗りましたから、向こうに着くのはお昼です。
早朝は8時30分発というのがあるのですが、その次の便に乗ったわけです。
サンタフェでゆっくり過ごしたい場合は、朝の便に乗るのが懸命でしょう。

サンタフェまでの間に停車する駅は5つくらいだったと思います。
この周辺に住んでいる方々は通勤や通学のために列車を使っているように見えました。
ホノルルも早くモノレールが開通して欲しいと思います。

車窓から見える風景というのは、そんなに代わり映えしない感じでしたが、一カ所だけ急に波動が強く変わる場所がありました。
確かネイティブ・インディアンの居留地の一つだったと思うのですが・・・。
あの場所はかなりのヒーリングスポットだと思います。

非常に珍しい寒波の中でしたから、あちらこちらに雪が積もっていました。
いつもは見れない風景を見れたわけですから、ある意味でラッキーだったのかも知れません・・・。
列車に乗っている時間は約2時間なのですが、そんなに長い感じはしませんでした。
なので2時間も乗っていたの?という変な感じです。
どこかで時間軸がねじれているのかも知れません・・・。
1時間くらいしか乗ってなかったような不思議な感じでした。

こちらはサンタフェの駅で写した何かの路線図。
アルバカーキからロズウェルまで列車で行けるのかと思って調べたら、列車は通ってなく、飛行機も飛んでいませんから、車で行くしかないようです・・・。

こちらはサンタフェの駅に着いた時の風景。
なんと列車の中にはK-9が登場していました。
麻薬捜査犬です。
さすがアメリカ・・・。
捕まった人はいなかったようなので、誰も麻薬を所持してなかったのでしょう・・・。
こういう体験を出来るのもアメリカ本土ならではなのかも・・・。
今突然のように思い出しましたが、サンタフェでヌード写真を撮影したのは宮沢りえさんではなかったでしょうか・・・・?

サンタフェの駅はとても小さな駅で、可愛い感じがしました。
都会という雰囲気は全く無し。
駅の中は小さな売店になっていて、その売店さえ田舎の雰囲気です。
別に格段にオシャレなわけでもなく、おいている商品もオシャレではありません。
神様ハンズはホっトチョコレートを買ったのですが、紙パック入りのホットチョコレートの粉を渡され、自分で給湯器からお湯をカップに入れて注ぎ込んで混ぜるという代物です。
たったの1ドルでしたから、そんなものでしょう。
この駅でスタバ並みのサービスを期待してはいけません。
友人が「サンタフェってリゾートでしょ?」と言っていましたが、ハッキリ言って、田舎です。
波動は? と聞かれたら、そんなに悪い感じはしませんでした。
とにかく寒波の中だったので、波動云々という部分が上手く働かない・・・。
これから風邪でゲホゲホの神様ハンズと一緒にサンタフェを徘徊です。
さて、サンタフェはリゾート地なのか???
410 South Guadalupe Street, Santa Fe, NM
(505) 989-8600
駅からダウンタウンまでそんなに遠く無いハズということで、歩いて行くことにしたのですが、そこから試練が待ち構えていました・・・。
駅でマップを手にいれておけば良かったのですが、あまりの寒さでそんなことを考えつかなかったんです。
神様ハンズは前に来たことあるから大丈夫であろうと踏んだのですが・・・。
駅から出て右に行くか、左に行くかという部分で、私は左だと思ったのですが、神様ハンズは右だと言います。
おまけに「アンタの言うことは信用できヘン!」とまで言われ・・・。
とにかくサンタフェ経験者の神様ハンズの言う通りに右に進んでも、一向にダウンタウンらしき風景に行き着くことはなく・・・。
歩いていたらホテルらしき建物を見つけたので、そこに入ってマップなり無料雑誌を手に入れることにしました。

この建物はホテルだったのですが、ホテルという看板が見つけにくいので、一体何なのか分からない人も多いのでは・・・。
中はやや薄暗く、ぱっと見はまぁまぁ高級なホテルなようでした・・・。

ホテルの玄関脇で見た風景が美しかったのでパチリ・・・。
これは雪景色だったから奇麗だったと思いますが、普通だったらどうでしょうね。
光りと影のコントラストが美しい部分は、ペルーのクスコに似ていると思います。

ホテルで手に入れたマップを頼りに紆余曲折しながらダウンタウンへ向かっていると、反対側から歩いて来る人がいたので、その方にどうやったらダウンタウンにあるプラザに行けるのか聞いたら、そのまま左に行きなさいと言われました。
やっぱり最初から左に行っていれば良かったわけですが、そんなのは後の祭りなので水に流し・・・。
サンタフェの街の中を歩いていて思ったのは、ここで働いている人たちは非常に親切です。
聞いてもないのに、道に迷ったのか聞いてくる。旅行者に親切な街という部分は好印象でした。

こういう川がありまして、これを渡った付近からダウンタウン的な風景が始まりました。
手にしていたのはギャラリーマップだったので、その地図の中にはギャラリーとレストランの名前しか掲載されてなく・・・・しかもマップに乗っているのは番号だけ・・・。
あんまり使い手のことを考えて制作されてないマップというのは使いにくいです。
サンタフェに行く際は、予め性能の高いマップをどこかで事前に手に入れるのが良いでしょう。

ダウンタウンの外側は、美しいという感じよりも、寂れかけた簡素なアメリカ的な雰囲気でした・・・。しかし雲一つない空の青さが、とても奇麗なので、赤煉瓦とか、茶褐色の建物が非常に美しく見えます。

ここいら辺から何となく良い感じに。一応は中西部に入ると思うので、西部劇的な感じと、メキシコ的な感じが合体した不思議な街というのが妥当かも・・・。

この建物の左側に横道がありまして。そこは壁画が美しいから行ってみなさいと通りすがりの美人のお姉さんに言われました・・・。

こういう壁画が描かれていまして・・・。

まぁ確かに他の横道に比べると奇麗な感じでした。

こちらがサンタフェ風の建築というのでしょうか・・・。土壁なのだと思いますが、一般的な木造建築やコンクリート建築と違って、鋭角的な角が無いので不思議な感じがします。
「角が立つ」という表現がありますが、建物や家具にしても、角が鋭角的に切れてない方が、生活する人にとっては良いんです。角の立っている家具やレイアウトは、そこに住む人の性格に角を立たせるのです。ものを買う時は、角が直角的に鋭利に切れてないものを選ぶのが懸命です。

こちらは何となく西部的というか、ニューオリンズ的というか・・・。

こういう建物が一杯あったのですが、あまりの寒さにサッサとどこかのレストランに入って暖をとりたかったので素通りです。

いやぁ寒さには建築美も負けてしまうということですね・・・・。
サンタフェで思い出しましたが、かのシャーリー・マクレーンもこの街に住んでいるんです・・・。
数年前にここに家を買ったんです。
丁度この時はマイアミへ講演会へ出かけているという情報でした。
運が良ければどこかでシャーリー・マクレーンに出会えるかもしれない街というのも魅力の一つかも知れません。

ホノルルやシアトル、ポートランドなどと比べると、かなり異質な風景です。 当然そこには異質な美があるので、日頃はお目に書かれない異質な美を撮影してみました。
こちらがプラザと呼ばれる街の中央にある広場を取り囲む建物の軒下で工芸品を売っていたネイティブの方々。
プラザと言われたらクスコの超巨大なアルマス・プラザというのが頭に残っているので、「プラザってこんなに小さいものなの???」と何となく変な感じでした・・・。

あちこちに積もっていた雪も、少しずつ溶け始めていました。

日の当たる場世には雪はなく、日陰に雪が残っているわけです。
当たり前か・・・?

こちらはプラザの中にあったメキシコ料理のレストラン。
とにかくどこかに入ってランチにしようと言うことで、何も考えずに入ったのですが・・・。

入ってから失敗したと思いました。
このレストランは何故か異次元でした。
部屋の中の波動がアチコチでシフトしている・・・。
入った時は結構ガラガラで私たちのセクションには人はいませんでした・・・。

こちらはお豆のスープ・・・。
しばらくしたら次々にお客が上がって来て・・・・。
「急にお客が増えて来たわね、さっきまではガランガランだったのに・・・」と神様ハンズのお言葉が・・・
そんなのいつものことなんです・・・。

見た目は奇麗だったのですが、お味はウ~ンでした。
風邪を引いていたというのもあって、自分の舌が普通ではないかも知れないと思い、コメントは控えさせて頂きました。
普通の人なら美味しい料理だったのかも?
しかし、ウエイトレスのお姉さんが魔物で、彼女が通り過ぎる度に、お腹の周辺の波動がバックリと奪われて行く・・・。
ここは黒魔術の街かいな? と怪訝に思ったくらい怪しいウェイトレスでした・・・。
本人は意図的に波動を奪っている訳ではないと思うので、もしかしたらヴゥードゥ系の子孫の方なのかも知れません・・・。
こういうシチュエーションの場合はサッサと引き上げるのが懸命です・・・。
変なレストランだったという感想に対して、「やっぱりアンタの言うことは信用出来へん」と神様ハンズに再び言われ・・・。

サンタフェでもどこでも、店に入って???と感じた場合は、怖いもの見たさで居残るのではなく、サッサと引き上げるのが懸命です・・・。

さてランチの後は激寒の中、プラザの周辺を探索です。 ここいら辺で目に留まったのはターコイズ・ブルーですね。
ネイティブ・アメリカンと言えばターコイズのジュエリーですが、建物までターコイズ・ブルーにしてしまうとは・・・。

ターコイズは自己表現にも関わる色ですから、アーティストの多いこの街にはピッタリな色なのかも知れません。

影の中で奇麗だった風景。 あまりの寒さに近くまで行って細かく見てみようなどとは思いませんでした・・・。
なので素通りです・・・。

ここいら辺は近代的な作りではなく、かなり古い建物だと思います。
オアフ島やマウイ島にも同じような雰囲気の街がありますが、サンタフェとは比べ物にならないですね。
この街くらいの大きさとまとまりがじゃぁないとシックリ来ないのでしょう。

こちらはインディアンが弓を指している銅像。
そう言えば銅像系の作品はそんなに見なかった気がします。

雪の中でも店の前に露店を出している・・・。

こちらは今回の掘り出し物。
何となく入ったジェム・ショップで見つけた、縞メノウ。
何とこのメノウの中には、何千年、もしくは何万年前の「水」が閉じ込められているんです。
店の小母さんの視線など気にせず、何度もオーリングテストを繰り返して、最も強いものを買いました。
他にもハーキマー・ダイヤモンドの中に水が閉じ込められている非常に珍しいものもありました。

こういう感じの可愛いお店もありました。 しかし中には入っていない・・・。

こちらは確か駅の近くにあった壁アート。
サンタフェはアートが好きな方ならリゾート気分で楽しく滞在できるのは間違いないと思います。
サンタフェ (ニューメキシコ州)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンタフェ(Santa Fe)は、アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 北部に位置する同州の州都 。人口は62,203人( 2000年 国勢調査 )。1607年に創設された長い歴史を持つ古都で、アメリカ合衆国に現存する都市としてはフロリダ州 セントオーガスティン (1565年 創設)に次いで古い。アメリカの宝石 と呼ばれ、歴史的な街並みや建築物を残し、独特の食文化を持つ観光都市 として栄えている。また、同市は芸術家が多く住み、美術品にあふれ、音楽祭や工芸祭が開かれる、芸術の町としても知られている。市名はスペイン語で「聖なる信仰」という意味。正式な名称はラ・ビヤ・レアル・デ・ラ・サンタ・フェ・デ・サン・フランシスコ・デ・アシス(La Villa Real de la Santa Fé de San Francisco de Asís)といい、これは日本語では「アッシジのフランチェスコ の聖なる信仰に忠実な王都」という意味になる。更に詳しい情報はウィキペディアをお読みください。
聖フランシス大聖堂
Cathedral Basilica of St. Francis of Assisi
ランチの後に目指したのは、プラザの近くにある「聖フランシス大聖堂」。英名は Cathedral Basilica of St. Francis of Assisi といい、アッシジの聖フランシスのバシリカ大聖堂ということになります。
アッシジの聖フランシスというのは、1181/1182年生まれで1226年に亡くなったカソリックの修道士であり、伝道者です。
彼は、フランシスコ会の勲位を創立し、聖クレアの女性の勲位の創立、そして、聖フランシス第三会の制定を援助した方です。
1228年にポーブ・グレゴリーIXによって聖者として承認されました。
聖フランシスは動物と環境の聖なる保護者として知られ、シエナのキャサリーンと共にイタリアのパトロンでもあります。
またカトリックならびにアングリカン教会では動物のブレッシングを10月の4日に行う習慣があります。
現在、聖フランシスは、歴史の中で最も崇拝された宗教的な人物のうちの1人とされています。
この教会はロマネスク・リヴァイヴァル様式だそうで、1869年から1886年にかけて建立された教会です。
入場料は無料でした。

こちらが聖フランシスの銅像。

こちらは教会の前に立っているアメリカ北部インディアンで初めてキリスト教に改宗した女性、カテリ・テカクウィサ。
彼女はニューヨーク州のモーホーク・アッルゴニアンの女性で、若い時にキリスト教に改宗し「祝福を受けたカテリ」として知られているそうです。
ネイティブというのは元々はアミニズムで自然崇拝ですから、その生活から、一神教のキリスト教に改宗してしまうというのは、一体どういう経緯だったのかちょっと興味あります。

そんなに巨大な教会ではないですが、まぁまぁ広く、中の波動は気持ちよかったです。
聖フランシス大聖堂が1869年から1886年にかけて建立され、ホノルルの聖アンドリューはフランチ・ゴシック様式で、カメハメハ5世によって1867年に布石が打たれていますから、ほぼ同時期に建立されていることになります。
ホノルルの聖アンドリュー大聖堂やユニオン大聖堂などに比べると、かなり小さく、ステンドグラスは聖アンドリューの方が壮大です。
しかし様式的には聖フランシスの方が極めが細かいと思いました。
細部まで美しく建立してある感じです。
波動的にはこちらの方が気持ち良いというか、建立されている場所自体が波動の高い土地ですから、ホノルルの教会と比べるのもナンセンスな話しかも知れません。

ステンドグラスから漏れる様々な光が波動を細やかに保つのを手助けしています。

この教会の内部は、場所によってカナリ波動の質が違うのが分かる感じです。 全体的には良い感じなのですが、ある場所は、さらに波動が細かく、密度が高い感じを受けました。

こちらが玄関から奥に向かった場所にある15人の聖者のイコン。

こちらが奥から玄関側を写したもの。

こちらは奥の右手にある別の部屋。
ここは美しい建築だし、波動も良かったので行って良かったと思います。
ロレット・チャペル
Our Lady of Light Chapel

聖フランシス大聖堂の次に行ったのが、ロレット・チャペルという更に小さい教会です。
元々はローマン・カソリックの教会だったのですが、現在は博物館、そして結婚式用の教会として生き残っています。
1872年にサンタフェ大監督管区の司教だったジーン・バプティステ・ラミー氏が、元々あった修道院の教会を「 Our Lady of Light Chapel」 (私たちのレディーのための教会)という名前に変遷するように指示をだしました。
そしてこの教会はロレットの修道女たちが管理することになります。

チャペルは、ゴシック・リバイバル様式で、フランスの建築家アントワン・ムリー氏によって設計されました。
細く尖った尖塔を完備して、バトレスと呼ばれる建物の壁を外方から支持する出っ張り構造の支えと、ステンドグラス・ウインドウはフランスから輸入されました。
教会はとても小さなスケールで築き上げられました。 フランスのパリにある「聖女のチャペル」を模しているのは明らかだそうです。

こちらが教会への入り口で、ここは教会によって売却され、個人所有の建物になってしまっているので入場料が必要。

こちらが大聖堂の中。
そしてこの教会の中にあるのが、現在の建築学では有り得ない構造を持っている「奇跡の階段」と呼ばれる螺旋階段です
この奇跡の階段に関する発端は、この教会が建設されている間に、建築家が突然死してしまうという事件が起きたことに始まりました。

その建築家の死は教会がおおよそ建立された頃の出来事で、建設に関わった大工達は聖歌隊席に登るための階段が必要であると気づきます。
しかし教会自体の大きさが非常に小さいために、普通の階段では大き過ぎてしまうという問題が浮き上がってきました。
当時の教会は聖歌隊席に登るために梯子を使っていた場合が多々あり、大きく不釣り合いな階段ではなく、梯子を使えば良いのではないかと修道女たちに示唆されました。
しかし修道女たちは生活の中で着用している裾の長い服で梯子を上り降りするということを受け入れることができなかったのです。

二階の聖歌隊席に登るための何かしらの方法が必要なことから、修道女は聖ジョセフに向かって、9日間のあいだ連続しして祈りを捧げ、何とか助けてくれるように祈願しました。
すると、9日間の祈りが終えたその翌日に、粗末な格好の見知らぬ大工が教会のドアに現れました。
その大工は自分が螺旋階段を造ってあげると修道女に言ったのです。
しかし、その条件として完全なプライバシーを要求し、それから三ヶ月の間に渡って教会に閉じこもりっきりで作業を行います。

その大工が使っていた道具は数少なく、直角定規と、のこぎり、そして若干の温水だけだったそうです。
そして螺旋階段は現地に生息している木ではない素材が使われています。
階段そのものは鉄の釘などは一切使われてなく、その全ては木製の釘で打たれています。

螺旋階段の建設が終ると、その身元も知られぬまま大工はすぐに教会から立ち去ってしまいます。

この螺旋階段は聖歌隊席まで20フィートの階段を登り、下から上までは小さな正円を二回描くようにデザインされています。

この名も知れない大工が造った螺旋階段が奇跡だと言われるのは、その中心に何の支えもなく、その周囲の壁などにも接続して支えられていない部分です。
後の建設されてから10年後の1887年には手すりが加えられ、外側の壁に固定されています。 これは建築学的にはありえない構造なのだそうです。
この教会は何故か懐かしい感じがしました。
過去生の記憶的な感じではなかったのですが、何故か落ち着くというか、何かを思い出させる感じだったのです。
もしかするとフランスのパリにある本物の方が過去生に関係しているのかも知れません・・・。
そしてなぜか教会の大聖堂の中ではなく、隣接されているお土産コーナーで強烈なデジャブも体験してしまいました。
そこには聖水のボトルが山積みになっていたのですが、それを眺めていたら、記憶がある感じのデジャブが来たんです。
サンタフェ自体が初めての訪問なのに、何故か来たことがあると思ってしまった不思議体験しました・・・。
あの聖水を買っておけば良かったです・・・。
サンタフェの帰り道
さてサンタフェ1日目の終わりです。
アルバカーキから列車で二時間ですから、夕方までに帰ろうと思うと3時30頃には観光を終ってないといけないんですね。
ということで1日目の主要な観光地は見てまわったので、そのまま駅まで歩いて戻りました。

風邪という問題がなければ、もう数時間くらいいても良かったと思いますが、何ぶん身体が資本なので、こういう場合はサッサと引き上げるのが懸命です。

↑光りが美しかった枯れ葉の木
サンタフェに関しては前もって何かを調べていたわけではなく、どこか絶対に行っておきたい場所があるかと言われたら、ジョージア・オキーフの作品を集めた美術館くらいなので、そんなに執着はなかったんです。
さらに1日目にもジョージア・オキーフ美術館に行くというアイデアも寒さのためにぶっ飛んでしまい、帰るまで気になりませんでした。

↑こういう風景も奇麗だと思いました。
とにかく神様ハンズは風邪で人間ではない状態なので、明日は家でゆっくりしていただき、自分一人で再びサンタフェに来ようと思った訳です。

↑川岸で枯れていた草でも奇麗に見えました。
今回の目的はロズウェルとトリニティーに行くことだけだったので、その他のことは執着無かったんです。
これが事前に行きたい場所をリストアップしていて、スケジュールがガチガチだったら残念な結果に終っていたでしょう。
せっかく来たし、次は一体いつ来れるのか分からないから、存分に満喫しようと考えるのが普通なのかも知れませんけど、私の場合はそういう感覚がそんなに無いのでスルーしちゃうんです。
また次に機会に来てゆっくり堪能すれば良いや・・・・的なノリなんです。

過去に行ったことの無い場所というのは、勝手が分からないというのもありますが、大抵の場合は一回行ったくらいでは深いところで繋がれない場合が多いので、二回目、三回目を鼻から考えていた方が焦らなくて良いという利点もあります。
パワスポ旅行なんかの際に、次はいつ来れるか分からないから・・・と考える方は多いと思います。
ハワイに遊びに来る人たちでも同じですね。
「次はいつ来れるか分からないから・・・」
この思考の働きが、次の訪問の可能性を薄くしてしまうんです。
ですから何処かとても気に入った場所を見つけたら「またスグ来るからね!」と行ってその土地から離れた方が、スンナリ戻ってこれるんです。

↑こういう風景はかなり西部劇的な眺めですね。
サンタフェはアメリカの宝石と呼ばれるくらい、その美しさが認められている街です。
個人的にサンタフェという街が今のわたしにとってどれだけ魅力的だったかと聞かれたら・・・異常に寒くて、奇麗でアーティな街でした・・・という感想になります。

この街に行くなら初夏か秋頃がベストでしょう。スキーとか、スノーボードが好きなら冬場でも大丈夫でしょう。
▶︎2日目へ続く
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